ある賃貸マンションに住んでいた頃
父に先立たれた母が上京
わたしのそばに住みたいと言った。
母のために貸し部屋を探したが
老人に貸してくれるところはなかった。
部屋をどうか探して~と
泣く泣く帰った母を見送って
部屋のドアポストを見たら
なんと この家の売り込みチラシが!
わたしはさっそく
現地を見に行った
なんと徒歩5分の所!
そのままでは
とても住める状態ではなかったが
わたしは即座に買いを決めた。
パリにアパルトマンを
買いたくて貯めていた資金を
この家の購入と改装に充てた。
時は5月の「母の月」
改装が終わったのが8月
わたしは母を呼び寄せた
それは 聖母被昇天の祝日だった
驚きと喜びで
声も出なかった母の顔を
今も懐かしく思い出す。
きっと この部屋は
神さまの贈り物。。。
今頃 パリにアパルトマンが
あっても何の役にも立たなかった~
(2024年2月15日)