今でこそ
刑事もののテレビドラマで
知るこの名称
ある貿易会会社が
倒産して社長以下全員が
退職を余儀なくされた
わたしは 自宅に
IBMの電動タイプライターを
持っていたので
翻訳の仕事をしていた
あるとき
台所の窓から
どこか見覚えのある顔が
中を覗きこみ
声を掛けてきた
「アンタは社長のコレか?
まだ社長の仕事をしてるのか?」
と小指を立てて聞いてきたのだ。
ビックリしたわたしは
思わずバカな質問をした:
「コレって何?」
「社長のスケかって
聞いてるんだよ!」
「スケ」もわからずに
何やら会話を交わして
彼は消え去った。
この話はこれで
オシマイと思っていたが
続きがあった。
(2024年10月27日②)