~ふと思い出す叔母の姿~

何故か分からない
今日は若くして
4-50代だったろうか
亡くなった叔母のことを
思い出す

母の一番下の妹で
母のことを慕い
父のことを「お兄さん」と
慕っていた

早くに両親を亡くし
独り身で
「お運びさん」を
しながら過ごしていた

そんなある時
乳がんに襲われ
何も分からぬ叔母は
医師に言われるままに
抗がん剤治療を受け
頭皮から毛が抜けて行った

そんなわが身を
鏡に映し
平常心を失って行った叔母

そんな叔母が
頼りにしたのは
上の姉だった

姉は
そんな叔母を不憫に思い
甲斐甲斐しく世話をした

そして
死後は遺骨を
しばらく自宅に安置してくれた

叔母の不憫さと
姉のあわれみを
なぜか思い出すこの宵
(2025年10月1日夕)