~沈む夕陽を見て~

沈む夕陽を眺めながら
ふと アルベール・カミュの
「異邦人」を思い出した:

 理由もなく
 人を殺めたムルソーは
 処刑の間際に意識する:

 人生の不条理と
 同時にその不条理な生を
 生きてきた自己の人生の
 確実さとを。。。
 この星としるしに満たされた
 夜を前にして、初めて世界の
 優しい無関心に心を開いた。。。
 
 そして、自分が幸福であったことを
 また 今も依然として幸福であることを
 感じるのである。
 
世界の優しい無関心から生まれた
このムルソーの幸福が何となく
分かるような気がする。。。
(2025年11月4日夜)