忘れられない
母のひと言がある
あなたは
死んだ後も
口が動いているかもね~
いつも
しょこまかしょこまか
おしゃべりしていたわたしに
母はそう言って
愉しそうに笑った
体が弱かったから
いつも家にいて
母のぞばで過ごしていた
母は内職の手を
休めながら
問わず語りに
わたしに話しかけたものだ
早くに亡くなった
祖母にどこかわたしは
似ていたらしい
だからか
外には言えぬ愚痴めいたことも
ふと わたしには漏らした
幼かったわたしは
深いことは分からぬままに
母の愚痴を吸い取った
それが
老いた今のわたしの
心の養分になっている
そんな気がするこの頃。。。
(2025年6月23日)